認知症になっても、その人らしく。さわやか千歳が「抑制しない介護」を大切にする理由
- 1 日前
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「危ないから座っていてください。」
介護の現場では、ごく自然に聞こえる言葉かもしれません。
転倒してしまったら大変です。ケガをしてしまったら、ご本人もご家族もつらい思いをします。
だからこそ介護施設では、安全を守るためにさまざまな工夫が行われています。
見守り機器やセンサーを活用する施設もあります。それは利用者様を大切に思うからこその取り組みであり、私たちはその考え方を否定するものではありません。
しかし、さわやか千歳ではもう一つ大切にしていることがあります。
それは、「行動を制限する前に、その理由を知ること」です。
「問題行動」と呼ばれる行動は、本当に問題なのでしょうか
認知症介護では、
✔︎ 歩き回る
✔︎ 家に帰りたいと言う
✔︎ 落ち着かない
✔︎ 同じことを何度も話すこうした行動が見られることがあります。
一般的には「認知症の症状」として捉えられることもあります。しかし私たちは、
その行動の奥にある気持ちに目を向けたいと考えています。
「家に帰りたい」という言葉の裏には、不安や寂しさが隠れているかもしれません。
何度も歩き回るのは、誰かを探しているのかもしれません。
認知症の方の行動には、その方なりの理由があります。
だから私たちは、まず「なぜだろう?」と考えることを大切にしています。
私たちが抑制しない理由
認知症になっても、その人らしさはなくなりません。
好きなこと。長年続けてきた習慣。大切にしてきた価値観。
人生の歩み。それらは今もその人の中にあります。自分で歩くこと。
好きな場所へ行くこと。窓から季節を感じること。誰かと話をすること。
そんな何気ない日常も、その人らしい暮らしの一部です。私たちは、その人らしさをできる限り守りたいと考えています。だからこそ、必要以上に行動を制限するのではなく、その方の思いに寄り添う介護を大切にしています。
センサーがなくても安全なの?
「抑制しない介護」と聞くと、
「安全面は大丈夫なの?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん私たちも、安全を軽視しているわけではありません。むしろ、安全は介護において最も大切なことの一つです。だからこそ私たちは、利用者様一人ひとりを深く知ることに力を入れています。
✔︎ どんな時間帯に活動的になるのか
✔︎ どんな時に不安になるのか
✔︎ どのような声かけで安心できるのか
✔︎ どんな生活歴を歩んできたのか
こうした情報を共有しています。私たちが目指しているのは、
「センサーがなくても安全」ではなく、「人が気づくことで安全を守る介護」
です。
安全を守るために、実はたくさん話し合っています

抑制しない介護は、何もしない介護ではありません。
むしろ逆です。職員同士で利用者様の様子を共有し、小さな変化にも気づけるよう努めています。
「今日は少し表情が違うな」「いつもより落ち着かないな」そんな変化の背景には、体調不良が隠れていることもあります。
認知症だけが原因ではないこともあります
認知症の方が急に落ち着かなくなったり、歩き回ったりする時、
必ずしも認知症だけが原因とは限りません。例えば、
✔︎ 脱水
✔︎ 便秘
✔︎ 発熱
✔︎ 尿路感染症
✔︎ 薬の影響
などが原因となることもあります。そのため私たちは、
「認知症だから仕方ない」と決めつけません。体調の変化が隠れていないかを確認しながら、
必要に応じて医療機関や看護師と連携しています。
その人らしい暮らしを続けるために
私たちは、✔︎ できなくなったことではなく、✔︎ まだできることに目を向けたいと考えています。
その方が長い人生の中で大切にしてきたものを、これからも大切にできるよう支援しています。
私たちが本当に見ているもの
私たちは、認知症という病気だけを見ているわけではありません。
その奥にいる、一人の人を見ています。これまで歩んできた人生。大切な思い出。好きなこと。苦手なこと。そのすべてを尊重しながら、安心して暮らせる毎日を支えていきたいと思っています。
最後に
介護に絶対の正解はありません。
だからこそ私たちは、安全と自由のどちらかを選ぶのではなく、その両方を大切にしたいと考えています。認知症になっても、その人らしく。自分らしい毎日を送れる場所でありたい。
私たちはこれからも、一人ひとりの人生に寄り添う介護を続けていきたいと思っています。
NPO法人さわやか千歳では一緒に働いていただける仲間を募集しています。まずは話を聞いてみたい、職場の雰囲気を見ていみたいなどご応募お待ちしております。







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