利用者さんと長野名物「おやき」をつくりました|さわやか千歳の日常

この日は、利用者さんと一緒におやきをつくりました。
長野で暮らしてきた方にとって、おやきは身近な食べ物です。観光地で見かける名物というより、「家でつくった」「近所の人からもらった」という記憶のほうが近い方も多いのではないでしょうか。
生地を広げて具を包み、ひとつずつ形を整えていきます。丸くきれいに包めたものもあれば、少し具がのぞいたものもありました。それも手づくりならではです。

おやきは、家庭ごとに少しずつ違います
おやきは、小麦粉などでつくった生地に具を包み、焼いたり蒸したりして仕上げる長野の郷土食です。
野沢菜、なす、切り干し大根、あんこ。中に入れるものだけでなく、生地の厚さや包み方、焼くか蒸すかも家庭によって違います。
つくりながら「家では何を入れていましたか」と聞くと、普段の会話ではなかなか出てこない昔の話につながることがあります。
料理をしていた頃のこと。家族で食卓を囲んだこと。近所でおすそ分けをしたこと。
おやきの話をしているはずが、いつの間にか若い頃の暮らしの話になっている。郷土食には、そんなおもしろさがあります。
手を出しすぎず、任せてみる
介護の現場では、安全のためにスタッフが手伝う場面が多くあります。ただ、何でも先にやってしまうと、利用者さんが持っている力を使う機会が減ってしまいます。
今回も、生地を触る、具をのせる、包む、形を整えるなど、できるところは利用者さんにお願いしました。
長く料理をしてきた方の手は、作業を覚えています。説明を重ねなくても手が動き、かえってスタッフが教わるような場面もあります。
難しいところだけ手を添え、あとは少し待つ。すると、ご自身のやり方で仕上げてくださいました。
自分たちでつくると、できあがりが待ち遠しい
並んだおやきを見ながら、できあがりを待ちました。
買ってきたおやきを食べるのもおいしいですが、自分で包んだものには別の楽しみがあります。形を見れば、どれをつくったのかも何となく分かります。
できあがったおやきを囲むと、つくっている途中のことも話題になります。
少し形が崩れたことも、うまく包めたことも、食べる頃にはよい思い出です。調理レクリエーションは、完成品だけでなく、そこまでのやり取りも含めて楽しめます。

長野の味を、いつもの暮らしの中に
NPO法人さわやか千歳は、山ノ内町・中野市を中心に介護・生活支援を行っています。
地域に根ざした介護は、医療機関や関係事業所との連携だけではありません。その土地で親しまれてきた味や、季節ごとの習慣を普段の暮らしに取り入れることも含まれます。
今回のおやきづくりでは、利用者さんがこれまでの経験を話し、スタッフが耳を傾けました。支援する側、される側と分けるのではなく、同じテーブルを囲んで一緒に手を動かす一日になりました。

介護の仕事には、こんな一日もあります
介護の仕事というと、食事や入浴、移動の介助を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、それらは毎日の生活を支える仕事です。
一方で、おやきを一緒につくったり、昔の話を聞いたりする日もあります。
何が得意なのか。どんな暮らしをしてきたのか。どんなときに表情がやわらぐのか。
こうしたことは、利用者さんと同じ作業をしながら過ごすと見えてくることがあります。何を話せばよいか迷う介護未経験の方にとっても、目の前の作業が会話のきっかけになります。
さわやか千歳では、未経験から働き始め、仕事をしながら資格取得を目指したスタッフもいます。グループホーム、デイサービス、訪問介護、訪問看護、居宅介護支援、サービス付き高齢者向け住宅など、複数の事業を通して地域の暮らしを支えています。
職場の雰囲気は、見学で確かめてください
山ノ内町で介護士の求人を探している方、中野市で介護職への転職を考えている方へ。
文章や求人票だけでは、利用者さんとの距離感やスタッフ同士の話し方までは分かりません。すぐに応募を決めなくても大丈夫です。
まずは見学で、普段の様子を見に来てください。話を聞くだけ、職場の雰囲気を確かめるだけでも構いません。
NPO法人さわやか千歳では一緒にはたらく仲間を募集しています。







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